2016年10月3日 更新

今もう一度確認しておきたい!大地震が起きたときにやるべきこと

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地震への備え、あなたは万全ですか?

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311以降、地震に対する備えの意識は高まりましたが、時間が経過するにつれ、その危機意識も少しずつ薄れていくものです。こういう時こそ、地震対策や防災グッズについて見直しておきましょう。

地震が起きたときにすべき行動

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1. 家の中にいる場合

◆まずは身を守る!
地震が起きたら、とにかく自分や家族の身を守ること。窓の近くや大きな棚を避けて、丈夫なテーブルや机の下などに隠れてください。慌てて外に出ると窓ガラスなどが落ちてくる場合があるので、周囲の状況をよく確かめてから行動しましょう。

◆戸を開けて出入り口の確保を
東京都の防災ホームページによると、特にコンクリート建てマンションなどでは地震によりドアが歪み、部屋に閉じ込められる可能性があると書かれています。ドアを開けて出口を確保しましょう。

2. 外にいる場合

◆住宅街などではブロック塀や石塀から離れる
電柱やブロック塀、自動販売機も倒れてくる危険性があるので、近づかないようにしましょう。

◆オフィス街・繁華街では鞄などで頭を保護
オフィス街や繁華街にいる場合は窓ガラスや看板が降ってくる可能性があるので、バッグなどで頭を守りながら避難しましょう。

◆商業ビルなどにいる場合
商業ビルなど大勢の人が集まる場所にいる場合は、我先にと逃げたくなりますが、出入口に殺到すると将棋倒しになってしまう可能性があり大変危険です。係員がいる場合は、その指示に従い冷静に行動しましょう。

3. 車の中にいる場合

◆車での避難は×。
まず揺れを感じたら、前後の車両に注意しながら徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車します。
エンジンを切り、揺れが収まるまでは車内でカーラジオなどから情報を入手しましょう。避難の必要がある場合は下記を守って、徒歩で避難します。
そのほか、車のロックや窓を閉めることなど気を付ける点があるので、詳しくは下記の消防庁自身防災マニュアルのホームページや、東京都防災ホームページをチェックしてくださいね。

◆車中泊について
プライバシーを保ちたいと車の中で避難生活をおくる場合もあると思います。
しかし、車中泊ではエコノミークラス症候群の危険性が高まります。
2004年の新潟中越地震で、車中泊の避難者がエコノミークラス症候群を発症し死亡したのをきっかけに知られるようになり、2016年の熊本地震でも同様に車中泊のエコノミークラス症候群により死者が出ています。

できるだけ車内生活は避けた方がいいですが、やむを得ずそうなった場合はこまめに運動などをすることが大切です。

4. 電車の中にいる場合

強い揺れを感じると電車は緊急停車します。
座席に座っている場合は、低い姿勢をとって頭部を鞄などで保護します。
立っている場合には手すりやつり革を握って、転ばないように注意しましょう。
停車後は乗務員の指示に従いましょう。

5. エレベーターの中にいる場合

◆揺れを感じたら、行き先階のボタンをすべて押す!
揺れを感じたら、行き先階のボタンをとにかくすべて押し最初に止まった階で降りるというのが原則です。ただし、停止した階で慌てて降りるのではなく、階の状況を見極めるのも大切です。

◆それでも閉じ込められたら…
それでも閉じ込められてしまった場合はエレベーターの中の状況をインターホン(非常用呼び出しボタン)で通報して救助を待ちましょう。
閉じ込めの発生しているエレベーターが最優先で対応されますが、同様に閉じ込められている人も大勢いると予想されるので、救助にすぐに駆けつけてくれるとは限らないと消防庁防災マニュアルには記載があります。

いずれにせよ、閉じ込められてしまった場合は
・「非常用呼び出しボタン」等での連絡を取る
・落ち着いて救助を待つ
以上が肝要です。

知っておくべき重要事項

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1. 家を離れる際には必ずブレーカーを落とす

停電になっているときでも必ずブレーカーを落としてから避難してください。停電から復旧したときに「通電火災」が起こる可能性があります。

通電火災とは停電から復旧した時に起こる火災のこと。
電気復旧時にヒーターなどの電気製品が再び作動したとき、地震の揺れで衣類を始めとした燃えやすいものが電気ストーブの近くにあることで発火。結果、火災が発生してしまうというメカニズムです。

実際に、阪神大震災での出火原因の6割は通電火災であると、NHKの首都圏防災情報サイトには書かれています。

2. 家族との連絡は「171」や「災害用伝言板サービス」を利用

災害後は通話が集中し、電話が繋がりにくくなります。場合によっては救援活動等にも影響を及ぼす可能性もあるため、現在では一定以上の通話が発生すると、自動的に電話の利用制限がかかる仕組みになっています。
つまり固定電話も携帯電話も通話が使えなくなってしまうんです。
「電話が繋がらないのは何かあったんじゃ…」と心配になってしまうところですが、そんな時に使いたいのが「171」や「災害用伝言板」です。

災害用伝言ダイヤル「171」は災害時に提供される声の伝言板です。
もしくは、docomoやau、ソフトバンクといった携帯電話キャリアなどの災害用伝言板を利用するのも良いでしょう。
いずれも、平時から家族と一緒にきちんと確認しておくことが大事です。

3. 寝るときはホイッスルを枕元に置く

もしも生き埋めになってしまった場合など、いくら叫んでも声が届かないことがあります。また、叫び続けるということは非常に体力を消耗するので、ホイッスルを持っておくと便利です。できれば常に携帯しておきましょう。

4. とにかく絶対に必要になるものって?

消防庁の防災マニュアルのホームページに「非常持出し品チェックシート」「備蓄品チェックシート」「常時携行品チェックシート」があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
それらのチェックシートの中でも特に必要なのは懐中電灯。
できれば一人に一つ用意したいほどの重要なものです。電気が復旧するまではあたりが真っ暗になることも予想されるので、備えを万全にしましょう。

5. ライフライン復旧まで

東日本大震災の被害が大きかった宮城県仙台市においては、市内全域がほぼ復旧するのに下記の日数を要しています。
・電気:約9日間
・水道:約90日間
・ガス:約55日間

衛生面においては水を使わない液体歯磨きやドライシャンプーを使い、食器にはサランラップを被せて食事をすれば、洗う必要もなくなります。
また、トイレなどに使えるよう、日頃から風呂の残り湯などを貯めておくのもよいとされています。

準備すべき防災グッズ

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自分の体力や家族構成などを考慮して、本当に必要なものを厳選しておきましょう。場合によっては倒壊家屋の瓦礫の中を走り、階段や山道を駆け上る状況も出てくる可能性もあるので、極力軽くするのが望ましいです。

1. 枕元に用意するもの

・ホイッスル
・懐中電灯やLEDライト
・厚手の靴下
・スリッパ
・携帯ラジオ
・高温に強いお菓子類少量
・500ml以下の飲み物

2. 非常用袋に入れておくべきもの

・ホイッスル
・懐中電灯やLEDライト
・小型ラジオ(ラジオの周波数を貼っておくと便利)
・帽子
・地図(緊急避難場所を書き込んでおく)
・筆記用具
・コンパス
・軍手
・マスク
・ゴーグル(水中眼鏡)
・雨具
・ナイフ(ツールナイフ)
・缶切り
・ガムテープ
・ライター(ろうそくやマッチはビニールに包む)
・お金(万札2枚、千円札20枚、百円玉20枚、10円玉20枚)
・医薬品(絆創膏や傷口用の消毒液、風邪薬、胃腸薬など)
・簡易携帯トイレ
・非常食
・ゴミ袋(大小)
・家族の写真(他人に見せて探す場合がある)
・保険証(コピーでも可)

3. 赤ちゃんがいるご家庭は

・赤ちゃんのご飯 (粉ミルク、哺乳瓶、離乳食品、カップなど)
・赤ちゃんを背負う道具 (手が自由になるように)
・ネームタグ(はぐれても大丈夫なようにを赤ちゃんに身につける)
・赤ちゃん用の薬(成人用とは強さが違うので注意)
・着替え
・おくるみ
・タオル
・おしめ
・清拭具(ウエットティッシュやウエットタオルなど)

ネームタグがない場合は、額や足の裏に油性マジックで名前を書くのでも問題ありません。重要なのは赤ちゃん1人になったときでも、どこの家の子なのかはっきり分かることです。
ネームタグに書く事項は
・赤ちゃんの名前
・住所
・両親の名前
・電話連絡先
・携帯電話アドレス
・既往症
・アレルギー
・かかりつけの病院名
などです。家族の写真を入れておくのも良いとされています。